あなた、お餅は、つけ まぁすかぁ♪
餅搗き =継承 編=

これからは理屈っぽい僕が、餅搗きを理屈っぽく考えてみました。


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※画像は中谷堂様HPより
左を「つき手」
右を「返し手」あとは「合の手」とか「取り手」とか
とします。

下のグラフは、頭に入ってますか?
08hihan

では、早く仕上げるにはどうすれば良いか?
(a) 高速で搗く

正解です。 しかし、力が弱いと意味がないので
(b) 高速で、力強く、搗く

杵の直径を大きくしても良いと思いますが、それは道具の話ですので、つき手の技術とは少し異なります。 そう、打面を最大にする技術が必要です。 斜めに入ると、搗くエリアが狭くなり、時間を要するからです。 つまり、
(c) 高速で、力強く、真っ直ぐ、搗く

あとはテンポです。 相棒とのコンビネーションが重要なので、一定のリズムで搗くコトが大切ですよね。リズムが悪いと無駄に体力を消耗します。
(d) 高速で、力強く、真っ直ぐ、一定のリズムで、搗く

確かに力強いけど、5回搗いたらバテて休憩…なんて愚の骨頂ですので、
(e) 高速で、力強く、真っ直ぐ、一定のリズムで、継続して、搗く

E難度・ウルトラEです。
パワー・スピード・スタミナのバランスが重要。




では、返し手です。
相方がウルトラEに集中できるためには…

(a) 打点を的確に指示しろ 
真ん中を搗け! ココを搗け! と中央に"搗くべきポイント"を持ってくるコトが必要です。的確なヒットは、仕上がり時間の短縮につながります。 餅搗きの司令塔は返し手なのです。

(b) 杵の状態を把握しろ
打面が乾くと、餅がくっつきます。 それを防ぐために、打面は湿った状態を維持するコトが大切なのですが、ペッタン ペッタン…杵を水つけて…ペッタン ペッタン…(゚Д゚)ゴルァ!! 時間かかるやないかぃ!
では、どうするか? 搗くポイントを濡らしてあげれば良いのです。

(c) ビビるな
つき手の合間に手を入れている様ですが…返し手が司令塔です。 返し作業の合間に搗いてもらっているのです。 その位の精神的主導権を持って臨まなければ怪我します。 餅搗きコンビでは、返し手の方が年上のペアが多いのは「若い=力がある=つき手」だけではなく、「年上=リーダーシップ=返し手」という理由もあるでしょう。

(d) 水分調整を間違えるな
柔らかさは水分量に大きく左右されます。 杵がひっつかない様に…とビシャビシャにすると、まとまりのない、まとまっても日が経つと硬くなりすぎて割れない…という悲惨な状況になります。 ですので、杵への給水も大切ですが、それ以上に餅自体の水分量のコントロールが必要になります。
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このイメージで水分を浸透させるのです。

(e) リズムを崩すな
「寄せ」「濡らし」「返し」「回し」「折り込み」などの異なる技を、一定の時間で繰り出す必要があります。ひっくり返したいなら、前の一手から準備しとく…みたいな。 そういう工夫がないと、つき手のリズムを崩す... これは相手にとっては相当な負担になります。


これが廣瀬式餅搗き理論です。
On Beat編につづく!

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